思いの外苦戦した指人形の話

3月に瑞牆に行った際に初めて触った”指人形”

この岩のある天鳥川エリアは冬季閉鎖(11月〜4月)されているゲートより手前にあるため、この時期でもアクセスが良い

岩自体もアプローチがほぼなく大変便利な場所にある

初日に触った時はあっさり登れてしまったのだが、後から答え合わせ的に他のクライマーの方々の動画を確認したところ、どうやらスタート位置を間違えていたようだ。確かに、あまりにも簡単過ぎて若干の疑いはあったが”お買い得”(禁句)案件として自分に納得させていた

というわけで、翌週にリベンジ。岩の下部に斜めに走るリップのような突起からマントルを返すような姿勢でシットスタート

しょっぱなからのマントル返し、ヒールへの乗り込み、手のひらの返し、細かいホールドや足位置などの繊細な動きが続き、最後にはリップにランジするという様々な要素が詰まった良課題

とにかく身体が硬い自分にとっては、いちいちムーブが上手くハマるように数mm単位で手や足の位置を調整しなくてはいけなくてなかなか集中力と持久力を要する課題だった

それぞれのムーブの強度はそれほど高くないのでレストさえすれば永遠と打ててしまうので、ハマっちゃうと一日がこの岩で終わってしまう

そんな事を2日間繰り返して、今日こそはとday 3でやっと繋がりました。終わってみると全然お買い得じゃない良課題だったという罠。後は高さがあれば三つ星課題間違いなし

2021年の目標の一つに月1初段を掲げているので今月もなんとか達成出来て良かった

この後は、すぐ近くにある蝶岩に移動して”蝶紋”をトライするも一手目のムーブすら解決できず敗退

嘆きの岩に移動して”日暮れの道”にトライ

良いところまで進んだが、皮肉にも日が暮れてしまい、寒さに負けてこの日は終了、帰路に向かう


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