予約注文していたBioLite CampStoveが届いたので早速使ってみました。実は1ヶ月ほど前に届いていたのですが。笑
BioLiteのコンセプトはよりクリーンなエネルギーを生み出すという事に重点を置いています。まさに今の日本に必要なものですね。。。
燃料は拾った木の枝のみ。料理をするのに石油などを必要とせず、電子機器を使うためにも太陽発電と違い曇った日でも発電ができる。
商品構成は、焚き火台となるアルミ缶、発電装置。付属品として着火剤、USBケーブルが同梱されています。
木の枝に火をつけ焚き火を開始すると、加熱による発電でまずはすぐに内部ファンが動き出します。ストーブ本体がこのファンを動かし、このファンが生み出す送風で燃焼が加速します。面白い具合に燃えます。これには少し感動しました。あまりにも燃えるので燃料の継ぎ足しは結構大変です。最初から、枝の入れ方を工夫して密度を高くするなどの配慮が必要なのかも知れません。ファンの速度は弱と強で2段階に調整することができるようになっています。
今回は料理はしませんでしたが、この上にクッカーを置いて、都度燃料(木の枝)を追加するのってどうなんでしょうね。すこし慌ただしい感じがします。あと予めそれなりの燃料を拾い集めておく必要がありますね。
サイトに掲載されている目安としては、1Lの水を沸かすのに4.5分。燃料でいうと46gの木の量だそうです。また、iPhone4Sを20分充電すると60分の通話時間に相当するということです。どれも火力による、という事ですが。
USBからの出力についてですが常に充電がされるわけではないです。火力がそれなりにあるときに充電可能(送電)な緑のライトが点灯します。実際に自分のiPhone4Sを繋いでみましたが、ちゃんと充電されました。数分使ったところで3%ほど電池残量があがっていましたね。
商品の仕様としては全うな成果を出していると思うのですが、少しだけ残念だなと思う所がありました。
まず、使った後ですが、当然焚き火台は真っ黒になりますよね。
この中に発電装置を入れて収納する仕組みになっているのですが、キレイ好きな日本人は少し気が引けると思います。外人はズボッて入れちゃいそうだけど。。。また、ストーブを使い終わった直後、まだ焚き火台(コンテナ)が熱い状態で発電装置を入れると恐らくプラスチックが溶けてしまいそうです。
僕はこの対策として内側に耐熱性のあるカーボンフェルトを敷きました。
もう一つ。収納具合がとても悪いです。発電装置のサイズが、コンテナより少し小さいため、コンテナに収めると、発電装置から出ている棒がコンテナのフチに当ってしまいます。この状態で、発電装置の底がコンテナの底についていないので、上から圧力がかかると棒が折れてしまいそうです。キャンパーだったらザックにモノを押し詰めるってのは当然やることなので、ここはもう少し考慮して欲しいなと思いました。
最後にUSB出力についですが、これは火力によって出力可否が変わってしまうのと、焚き火中に限定される点です。できれば内部にリチウム電池を内蔵して蓄電される形にしてもらえると。。。USB出力でリチウム電池を充電すればいいだろって声が聞こえてきそうですが。
そんなところでしょうか。それとこれはかなり主観的な意見になりますが、もう少し軽くならないかな〜と。笑。非力な僕には普段の装備にストーブだけで+1kgは辛いです。。。
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