行者小屋

毎年恒例の厳冬期赤岳登山、今回は天候が悪くて赤岳登頂は望めず、行者小屋でのテント泊となった

金曜の山行だったため登山者が少なく、行者小屋の数百メートル前からトレースが分かり難い、あるいは消えている状態になっていた。途中足ツボで膝下まで埋まるようなところもあり、コースタイムを大幅に遅れて到着

行者小屋には先客1名のみ。話を聞くと、やはり彼もかなり苦戦した様子。行者小屋までに時間がかかった事もあり、天気も良くないので今日は登頂は断念して、翌日の天気の様子を見ることにした

ここの所、厳冬期テン泊で寒い思いをすることが多かったので今回はシュラフを重ねて使ってみることにした。一つはいつも冬山で使っているNanga x Freeliteのラピュタ。もう一つは中で使う夏用のnanga。重ねると少し窮屈に感じるが、やはり暖かい。ラピュタには、使用可能温度を上げる付け足し用のインナーダウン(ULマンタ)というものが存在するが、年に1回するかしないかの冬山テン泊なのでわざわざ新しいものを買うよりは、あり物でなんとかしてみた

シュラフを2つ運ぶため、他で軽量化を図ろうと思い、テントを諦めてツエルトにしてみたが、これは最悪だった。足の方は高さがなく、頭の方も60cmほど。とにかく横になって寝るぐらいの事しかできない

夜はそれなりに雪が降ったようで、ツエルトも少し埋まっていた。まだ少し雪も降っている事もあり、戻りに時間がかかるかも知れない事を考えて登頂は諦めて下山することにした。行者小屋にいたもう一人は、もう少し様子をみるとのことだった

下山を開始するも、昨日より更に状態が悪くなっていて全くトレース無しの状態。視界はあったので、なんとか進み続けていると、登ってくる登山者と合流。これは本当に救われた。この後も、続々と登ってくる登山者とすれ違った。土曜日なのと、明日日曜は更に天気が良くなるらしいので、多いのだろう。この人数がトレースを作ってくれるなら、確かに今日も登頂はアリだったかも知れないが、行者小屋にいた時点では分からなかったので仕方がない

そのまま無事下山して帰路に向かうが、赤岳山荘から美濃戸山荘への林道でも物凄い数の登山者とすれ違った。。。


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ:

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です