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J. Cole – Let Nas Down

この話、面白かった

J. Coleの新曲Let Nas Downについての裏話。Let Nas Downとは、”NASを失望させた”という意味

短くまとめると、話は彼が2009年にドロップしたmixtape”The Warm Up”が話題をよんでJay-Zと契約を結んだところから始まる

その後、彼はアルバムリリースに向けてシングルの制作に入る。シングルはラジオで放送されることだけが目的で、ラジオ局(そしてリスナー)が好むテーストで作る必要がある

キャッチーなフレーズ、口ずさみたくなるようなメロディー、強いフック等々が必要。そしてアルバムはシングル無くしてはリリースできない

彼は日々研究し、Jay-Zに曲をぶつけていく。who dathigherblow up、中々Jay-Zの心をつかめず

ある曲でようやくJay-ZのOKが出たのだが、Trey Songzが歌っているところをラップさせたいというJ.Coleの意思がぶつかりリリースならず。1年半の歳月が経っても、シングルはできず

アルバムの事についてインタビューばかりこなし、周囲にはシングルは?シングルは?と言い寄られる。この状況を打開するためにとった策が新たなmixtape”Friday Night Lights”のドロップ。これには彼がアルバムのためにとっていた持ちネタなども含んでいた

彼はここまでは冒険であり楽しかったと言ってますが、その後の6ヶ月の制作は地獄だったと言ってます

そんな中、彼がコレだと思ったのはある日、彼の好きなアルバムCollege Drop Outを聴いていた時。そのアルバムの中でも彼が最悪の曲だと言っているWork Out Planを聴いている時。数えきれないほど聴いている曲がプロデューサーとしてなのか、この時は違うように聴こえた

すぐにそれをサンプリングして出来たのがWork Out

彼はすぐにラジオ局を周り、このシングルを売り込むのだが、これを聴いたNo ID(彼が一緒にアルバム制作をしていた)はJ.Coleのアシスタントに、”誰の許可を得てこんな曲だしているんだ”という連絡をする

J.Coleに直接ではなくアシスタント経由で伝えられるJ.Coleはショックを受けながらも、No IDに連絡。するとNo IDから衝撃の発言が。いまNASと居るんだけど、この曲は最悪だと言っているぞと伝えられる。NASは以前からJ.Coleの才能を認めていてファンだとまで伝えている

J.Coleは彼のリリックを部屋の壁に書くほどの憧れだったNASと一緒にツアーするような立場になり、そこでNASからファンだとまで伝えられ、そこから彼に自分のコレだと思って作った曲を最悪だと言われるまでの心境を綴った曲がLet Nas Down

実際にはJay-Zとのやり取りなんかをかなり面白おかしく話していて、それがすごくいい感じ。他、向こうのラジオっていうのはとにかくデータ重視、曲がかかって7秒後にはリスナーからの反応を解析、それに応じてプレイするかしないかを決めていく。なんていうかアーティストがセルアウトするっていう訳でもないんだろうけど、ヒット曲を作ろうとしている中での葛藤とか、レーベルがいかにそれをアルバムリリースにあたって重要視しているかなんかの話が興味深かったですね

最後に、英文ですが、リリックと音源

Let Nas Down

この話を聞いてから、リリックを読みながら聴くとほんとしびれる!!

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