先日ひさしぶりに映画でも観ようかな〜と思って、何を観ようか迷ったので、とりあえずクエンティン・タランティーノの映画ランキング (2011)を参考に選んでみることに
そして選んだのがこちら、レッド・ステイト
田舎の若者が悪事を企んでカルト集団に拉致られる、いかにもアメリカでありそうなシチュエーション。カテゴリー的にはホラー・スリラーという自分ではあまり観ない類いですが久々に手汗かきながら観ました。かなりスカッとした気分にさせてくれる展開、見終わった後の感想としても、やはりタランティーノが好きそうな構成という印象。おすすめです
久々にいい映画だったな〜と思ったので、この作品の監督ケヴィン・スミスについて調べていたら、気になる情報が。ジェイソン・リーとかなり近い関係にあるんですね。ジェイソン・リーは彼の作品のほぼ全てに出演しています。しかも彼の初主演はケヴィン・スミスのモール・ラッツ
ジェイソン・リーといえばスケートボード界のレジェンド。1991年にブラインドの映像、ビデオ・デイズで360フリップ(トレフリップ)を映像に残し世に広めた功績を持つ。当時のブラインドと言えばマーク・ゴンザレス、ガイ・マリアノなどが所属するエリートチーム。しかし、その直後にハリウッドスターになると言ってスケート界を去っていったのです。しかもかなり成功しちゃってますね。こんなにスケートが上手いハリウッドスター、気持ち悪いです
話がそれてしまいましたが本題に戻りますと、そんな訳でケヴィン・スミスの作品を最初から全部観てみることにしたのです。まずは初作品のクラークスから。この映画が高い評価を得てケヴィンは次期作品のモール・ラッツを制作する(できる)ことになったわけなんですが、クラークス、観始めたとたん、古臭い映像、しかも白黒だったので、いきなり観るか観ないか迷ってしまいました。そこはぐっと我慢して、作品に期待をもち、観ることに。作品中の主なステージであるコンビニは、当時ケヴィンが働いていた店内で撮影されています。そのため、お店が閉まっている間にしか撮影ができなかったとの裏話もあります。それを踏まえて観ると、上手くできているなぁと感心。しかし当然ながら、レッド・ステイトのテーストはこれっぽっちもありませんね。ホモネタを所々入れ込むところは全ての作品に一貫されていますが
コメディということですが、かなりアメリカンな感じがしますが、果たしてこの作品は日本人が観ても面白いと思うのだろうか気になるところではあります
その後もモール・ラッツ、チェイシング・エイミー、ドグマ、ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲、世界で一番パパが好き!なども観ました。彼の作品はどれも、それぞれの作品がどこかが繋がっている部分が必ずあります。特に初期の作品では共通する出演者も多いです。友情出演というのか。監督を絞って、初期の作品から順に観る、という映画の見方をしたことがないので、こういったことが一般的なのか分かりませんが、ケヴィン・スミスの作品に関しては最初から観たほうが後の作品の理解も深まりますね
しかし彼のコメディですが、かなり下品という事もありますが、喋るネタ、というような要素が多いので翻訳されてそれが面白く伝わるのかすごく疑問です。Snoochie Boochiesとか映画の中のジェイというキャラクターが作った造語のような言葉がありますが、彼がこれを言うだけでもプッて笑ってしまいます。そういうのありますよね、特別意味はないんだけど言ってるだけでおかしい、みたいな
このジェイというキャラクターを演じるジェイソン・ミューズはケヴィンの高校の時からの友人ですが、クラークスからジェイソン演じるジェイ、ケヴィン演じるボブのジェイ&ボブとして多くの作品に出てきます。そんなジェイソンは一時期薬物中毒で病院送りになったようですが、病院に連れ込んだのもケヴィン。ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲の撮影の頃にはジェイソンは薬物依存症だったのですが、映画の中でも覚せい剤ネタとかあったりして、ブラックなネタで攻めていたりします。映画の配給会社であるミラマックスが舞台のシーンがあるのですが、そこでプッシャーがミラマックスなんて社員の7割がお客だよなんていう場面も
チェイシング・エイミー、世界で一番パパが好き!、などのヒューマン・ドラマ的なのはどちらもいい作品でしたね。普通に泣けます。どちらもベン・アフレック主演ですが、当時ぜんぜん垢抜けてない感じもまたいいですね。そして彼の演じる役柄がイケテなくて、観ててもどかしくなる感じがまたいいんですね。チェイシング・エイミーは主演女優のジョーイ・ローレン・アダムスが凄くいいです。この作品でファンになりました。声が特徴的。ケヴィンとジョーイは現実でも恋人だった事もあり、その関係がチェイシング・エイミーの制作のインスピレーションにもなったと言っています。世界で一番パパが好き!って原題がJersey Girlなんですが、邦題がすごくダサくてビックリ。しかも、Jersey GirlのJerseyってNew Jersey州からきているんですが、ケヴィンの作品には彼の出身であるNew Jersey州がかならずストーリーの中で出てくるんです。それなのに、世界で一番パパが好き!って。。。あとジェニファー・ロペス採用はどうかと思うのですが、リヴ・タイラー採用もあったのでそれはおおめにみておきました
そんな感じでまだ少し作品が残っていますが私的ケヴィン・スミス入門でした。皆さんも是非今後のTSUTAYA DAYSの参考にしてください。長旅になること必至だと思いますが
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