第33回目登山
2012/02/18
黒姫山
メンバー:hc100, tim, gaku, kin
10:50 リフト頂上
12:40 ビバークポイント
15:30 雪洞完成
07:30 起床
08:20 ビバークポイント出発
10:20 稜線
11:00 下山開始
15:00 駐車場
週末は長野県信濃町にある黒姫山のバックカントリー登山にGakuくんとKinさんに便乗して参加してきました。
timと一緒に前日の夜に長野県入。更埴IC降りてすぐにある健康村で仮眠をとります。かなりドープな施設なので、余裕があれば早めにINしたいところでしたが、遅かったので仮眠室でさっさと寝ました。
翌日は早めに起きて、せっかくなので温泉IN。その後、Kinさんと合流して地元道で黒姫まで案内してもらいました。
黒姫高原スノーパークでGakuくんと合流です。
みな準備を整え出発。途中までは黒姫高原スノーパークのリフトを使って登って行きます。リフト終点からハイク開始。前日からかなり雪が降っていたようですが、トレースがありラッセル地獄からは逃れました。最悪、敗退の可能性も考慮してましたが決行することに。これが良かったのか悪かったのかは、、、、続きをお読みください。
リフト終点から、営業していないバーンを登るのですが、これが結構急な斜面でした。しかも、自分は登り終えるまでスノーシューのヒールリフトの機能の事をすっかり忘れており、下げたままのハイク。。。かなり無駄に体力消費。バックカントリー装備+スノーボードの総重量16kgも容赦なく背中と腰におしかかってきます。リフト終点からは登りが少し楽になった事と、スノーシューのヒールリフトを上げた効果もあり(かなりデカイ)、なんとか体力は維持できそうでした。しかしここでtimが限界を訴えます。そこでGakuくんがtimのスノーボードを担ぐと言います。この男っぷりにはまじで惚れます。ちなみにGakuくんは一番フル装備できてくれているのでザックの重さもいつも一番重い。僕の力では背中に乘せることすらできないぐらい。笑。
そのまま再開しますが、やはりtimが本人には無理というのでみんなでtimのザックの中身を分担して持つことに。ただ各自も自身のザックにめいいっぱい荷物を詰めてきているので、容量的な問題もありました。なるべく軽くしてあげて登りを再開しましたが、やはりしばらくしてtimの体力の限界という結果になりました。急遽ルート途中でビバークすることに。
ここで今回のメインイベントでもある雪洞の作成へ!大人4人で掘りまくります。結構きつい作業ですが、要領を得てくると、楽しくなってきます。そして、掘り方にもみんなの性格がでますね。kinさんはとにかく丁寧でいい仕事をしていました。笑
2時間ほどほって、穴蔵完成!
寝所の準備をした後、みんなで一本滑りました!!
う〜ん、最高です。もっと滑りたいのですが登り返しを考えるとどうしても短いランになってしまいます。笑
そして滑った後には宴の時間です。お腹もペコペコ。。。
雪洞の中はだいたい0度との事です。風もないので本当に暖かくて最高の宴会場。湿度は100%。潤い美肌ですよ!大きいクッカーなんかで水を沸かしたら一瞬で雪洞内が湯気だらけ!!そんなこんなでみんなで夕飯を作りながら、お酒を飲んで談笑。timも元気になってみんな安心しました。そしてKinさんのおつまみレパートリーとザックから出てくる350ml缶のビール群にはやられました。僕も持参した日本酒で仕上がり、すぐ就寝!!笑
普段寝ている最中にトイレに行くことはないんですが、山で寝ると毎度用を足したくなります。なんでだろうな〜。しかも山のトイレ、寒くて嫌なんですよね。なんとか我慢しようとするけど、そうすると寝れない。当然だ。
雪洞ではEXPED9+NANOBAG540DX(760FP)+ホッカイロだと暑すぎでした。寝ている最中に服を脱いでファーストレイヤーのみになり、しかもニットも脱ぎ頭もシュラフから丸出しで寝ていたので横にいたtimとkinさんが唖然としていました。2人は少し寒かったようで。。。というわけで快眠するこができパワー全快でアタック開始です!!
まずは事故がおきないように雪洞は壊してから出発です。
timは筋肉痛がひどかったようですがなんとか頑張れそうということでした。しかし出発してまもなく、引き返すと訴えます。スノーボードで下山できる稜線まで本当にもう少しの所だった事もあり、一人で下山させるわけにもいかないので、またみんなで荷物を分散して稜線までがんばってもらうことに。またGakuくんスノーボード担いでた。。。本当ならその時点で僕が一緒に下山してあげるべきだったなと反省していますが、timと何度も山行をしてきたので一緒に成し遂げたいという気持ちと登れるという事に期待してしまいました。
無事稜線まで出ることができ、駐車場まで滑走して降りれるポイントに到着。天気にも恵まれ、最高の景色です。ビバークポイントからのハイクのため、もちろんノートラック。
後はスプレー巻き上げながら颯爽と降りていくだけかと思いきや、、、、またもや想定外の展開へ!!timがザックを背負って滑れないとの事。ここで男kinさんがtimのザックを背負うと!惚れ惚れしちゃいます。そしていざ下山!
と思いきや、、、、今度はtimが木にぶつかるのが怖いとの事でスノーシューで下山すると言います。どうやら新しくもってきたパウダーボードを乗りこなすのが難しいらしく、うまく滑走できないようでした。ガルウィングというコンケーブがついていて、確かに曲者のような板でした。Gakuくんが試しに自分のボードと交換してあげたのですが、timだけGoofyスタンスのため、fakieで統べるような形になってしまいそれもうまくいかず。最終的にはスノーシューで下山することに。僕達もtimにあわせてあげて、ゆっくりと下山。timにとっては相当過酷な山行だったんじゃないかと思います。。。
なんとかみんなが無事下山できたのがなによりです!!timも帰りの車の中ではもっと体鍛えてBCも練習しないとと言っていたので安心しました。ちなみに今回の山行は本当であれば初日に黒姫を登り小黒姫方面へ滑走して雪洞泊、翌日小黒姫登頂して滑走後、黒姫を登り返して滑走という予定でした。
山行以外にも山食やギアなどの事も書きたいのですがとにかく色々ありすぎた旅だったのでそれらはまた今度にします。
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